中村 朝紗子 さん

中村 朝紗子 さん

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明治大学情報コミュニケーション学部。「撮影女子会」創設、プロデューサー。「anan」のライターなど、編集・連載など多数

■ 中村朝紗子さんのこれまでの主な活動

○ 撮影女子会
「撮影女子会」創設・プロデューサー 公式ホームページ facebook

○ ライター活動
・ananなど主にマガジンハウスの仕事をメインにライターを手がける。「anan総研ほんとのところ。」連載や、ムック本の特集記事執筆など。その他にも、MYOJO、VSC、BASE STORYなど活動は多彩
・BASE 「BASE STORY」編集長 (BASEで出店された方の商品のこだわりやBASEへの想い、ショップの見どころなどインタビュー)
・magazineworld.jp「アンアン総研 ダイエット」金曜担当(2012/4-2012/9)
・Reraku-L あのこの暮らしのリアルに迫る、すっぴん系WEBマガジン
(※コラム例 「ズボラな私にもできる!!手作りファブリックパネルで、アクセントのあるお部屋をつくろう」)

○ その他 ~
・JTB法人東京 Dreamer Train シンポジウム「女性が社会で生き抜く力を考えよう」企画協力
・第12回全国高校選抜少林寺拳法大会 単独演武 2位

■ 中村朝紗子さんインタビュー

【1】「撮影女子会」という特別なヒロイン体験を提案

「ドレスアップから写真撮影まで、1日ヒロイン気分を味わえる新しい女子会をあなたに」。そんなコンセプトで今年春から立ち上げた新しい活動が「撮影女子会」です。ドレスを選び、ヘアメイクし、非日常空間の中で思い出に残る素敵な写真を撮影する。そんな場を提供しています。

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でもただ写真を撮るだけが目的ではありません。「女子会」と名付けたように、気の合う仲間とワイワイ言いながら、撮影の前後の時間までを一緒に楽しみ共有すること、そこに私たちは重きを置いているのです。

この取り組み始めようと思ったきっかけは「おめかしして晴れの場に出て、記念に残る写真を撮る機会って思ったより限られているな」って感じることがあったから。一般的には子供の時の七五三、そして成人式、結婚式、それくらいですよね。

もちろんさまざま節目で写真を撮ることは多いでしょうが、「写真を撮るために特別な準備をして」になると本当に限られています。でも基本的に女の子は、お姫様願望があって、華やかな特別な自分を見てほしい、何かカタチに残したいという思いはずっとある。だったら、そういう場を作ってしまおうと。

一方で最近、FacebookやtwitterなどのSNSの普及で、自分のプロフィール写真を必要とする機会も増えていますが、実は「お気に入りの特別な一枚」の写真を持っている人は思ったより少ない。そういったニーズもあるのではないかと思い、いまドレスのスタイリングおよびヘアメイク等を中心に、企画や運営などをしてもらっている副代表の礒野加奈子と二人でこの事業を立ち上げたのです。

そしてこういう場を作っていく過程で「友人や仲間の絆を深めるきっかけになればいいな」ということも感じました。先ほど挙げたような大きなライフイベントが親・家族・恋人と思い出を共有する場であるのに対して、撮影女子会は友達との思い出づくりの機会になるのではないかと。

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今の女子会会場はほとんどが飲食店ですよね。そして”食べて話すこと”がメインコンテンツです。でも、そこでの会話ってみなさんご存知のとおり、彼への不満や人の噂話とか、結構えげつなかったりするんですよ(苦笑)。楽しいはずの女子会なのに、女子が食べて話すと、なぜか化けの皮をはがす場所のようになってしまう。私はそのことにずっと疑問を抱いていました。

しかしそれは飲食店での既存の女子会にみんながマンネリを感じているからかもしれないと。だったら思いっきり「キラキラ体験」に振り切った女子会があってもいいんじゃないかと思ったんです。

撮影女子会に来られるお客様は、みなキャッキャッとはしゃぎながら(笑)、とても仲良くこの非日常の時間を楽しまれています。私たちも黒服でお出迎えしたり、荷物をお持ちしたり、この限られた瞬間の全てが特別な「ヒロイン体験」になるように、誠意をもって皆様に接しさせていただいています。

【2】メディアからの注目も高く利用者は順調に拡大

私たちがご提供しているプランはドレスタイプやお客様のニーズに合わせ3つあります。価格は一人13,800円から(4名より※15,800円以上のコースは3名より)で、カウンセリング、ドレスアップ、ヘアメイク、撮影(個人・全体)、DVD納品が基本パッケージとなっています。会場はハウススタジオと提携し、もちろんプロによるもの。本格的な撮影を非常にお手軽に体験していただける設定になっています。

撮影女子会キャプチャ

これまでにご利用いただいた方は100名弱。学生が1/3、OLさんが2/3と言った感じでしょうか。ご利用のシーンは、地元の同級生が集まった時、誕生日のサプライズ、社内の転勤・異同、卒業の時の思い出づくりといった事例が多いです。人生のちょっとした節目に友達との繋がりを再確認しあう、そんなイメージです。

まだ活動を始めてから日が浅いですが、このように多くの方にご利用いただけるようになったのは、メディアの方から注目いただく機会が多かったことが挙げられます。

※参考 メディア紹介事例
2013/03 NAVERまとめ『女子会ブーム最先端≪撮影女子会≫がじわじわきてるっぽい。』2013/04/16 日本テレビZIP『はてナビ』
2013/05/30 JOSHI+(オリコン)『乙女の夢がつまった『撮影女子会』に潜入!』
2013/07/05 美PLAN『最近注目!人気のお姫様になれる撮影女子会』
2013/07/22~ TOKYO YUTORI GIRLS コラム連載『Who’s Shooting QUEEN?』
2013/07/23 mery『女の子の憧れ!一日お姫様気分になれる撮影女子会が話題に♡』

この中でも特に、テレビで紹介されたことは大きくてそこからの反響はとてもたくさんありました。また近く特集が組まれる予定もあり、このように社会から高い関心をいただけることは私たちにとってとても勇気づけられることです。

さらに企業様からの提携などのお問合せもいただくようになりました。例えば、通販会社や化粧品会社など若い女性をターゲットにしているビジネスの顧客特典として撮影女子会の場をご利用されたり、結婚相談所のプロフィール写真撮影のお話だったり、私たちの持つ仕組みをいろいろな形でご活用いただく話が進んでいます。

そしてこのような取り組みの可能性の広がりを受けて、あらためて「より魅力的なサービスにしていかないといけない」と決意を新たにしています。「撮影女子会」の名称の商標登録も行いましたし、より永続的な仕組みが構築できるように本気度もアップ。素敵な女子が一段と輝く場を提供しつづけられるような、日本中に浸透するサービスにしていきたいと考えています。

【3】取材の現場に巻き起こるエネルギーの化学反応に魅せられて

この8月に発刊されたマガジンハウスさんの「an・an 温感パーフェクトBOOK」というムック本で、ライターとして約10Pの記事を書かせていただく機会がありました。専門家の方へのインタビューや座談会のまとめ、商品ストーリーの紹介など、私のこれまでのライター活動の中でも、もっともと言っていいくらい大きなお仕事でした。

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実は撮影女子会を始めようとした経緯に、このライター経験が理由の一つとしてあります。それは当時アルバイトしていた出版社で「ライターとしての強みを中村さんは何か持っているの」と言われたこと。「仕事を出す側としては、ファッションとかコスメとか、得意な何かを持っている人の方がお願いしやすいよね」という指摘があったからなんです。

とはいえ当時私が持っていたのはやる気と根性くらい(笑)。でももともと「何か自分らしいものを確立したい」という思いは常にあって、その武器になるものとして「撮影女子会のプロデューサーとしての成功体験」を掲げようと考えたのです。

人を取材する、表現する。そういった興味の引き金になったのは、大学3年生の時に手掛けた「Job Pedia」の編集です。その少し前、就職活動が始まる頃。訪れた大学の就活ガイダンスで受けた説明が、いきなりES講座や面接マニュアルから。それにびっくりしたんです。「働くことがどういうことか分からない。仕事の現場も知らない。なのに戦略が先なの?」って。

そこでゼミの仲間三名で相談して、自分たちでインタビュー企画をスタートしました。「自分たちがイキイキタノシク働く」ことをイメージできるように、いろんな先輩を訪ねお話をお聞きしたんです。そこで取材の現場というものに魅せられて。

何か言葉に言い表せないようなエネルギーが充満しているんです。その場には。これって凄いなあって。そしてその感動や衝撃を伝えずにはいられなくなる。そして書いた記事が広がることによって、さらにそのエネルギーが化学反応を起こす。これも魅力でした。そこで本格的にライターをしてみたいってアルバイト先で話してみたのが先ほどの経緯です。

【4】「ミラクルノート」でミラクルを起こす

ライターの仕事も、正式な手続きを踏んだわけでも与えられたものでもなく(笑)、自分から「ライターをしたい」とみんなに言い続けたことからのスタートでした。ある時、尊敬している女性のライターさんと飲んでいたとき「ライターやりたい」というような話をしたら、「だったら今すぐなればいいじゃん」って。そこで私も「そんなものか」と納得して(笑)、そこから自称ライターの生活が始まりました。

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なると決めたら、とにかく周りに言いまくりました。「何でもします」って。仕事は体当たりで覚えて行きました。雑用でも積極的に。取材も体を張ったようなのをいっぱいやりましたよ。3ヶ月で痩せるダイエット企画だったり、苦い青汁飲んだり、まさに来る者拒まずの女芸人ですね(笑)。何よりもみんなに覚えてもらうことが大事、仕事に繋がるフックを作っていかないと何も始まらないと、そのあたりはとても貪欲でした。そして段々、周りの方に名前を覚えてもらえるようになって、今回の仕事にお声かけいただけるまでになったんです。

言い続けること、そして私のモットーでもある「自分の存在を絶えずちらつかすこと」の大事さは、仕事を得ることを通じて身をもって経験してきました。とはいえ私はまだまだ新米で、連絡の遅さや仕事のスピードについて怒られることもしばしば。でも落ち込む暇はなくて、とにかく覚えたことを次に活かすよう心がけています。

このようなハングリーさは、子供の頃からありました。その中でも大きな転機になったのが高校受験です。当時希望の高校には偏差値が30も足りなかったのですが、何とか行きたいと悪戦苦闘。その時先生にアドバイスいただいたノートがあって。それは「できなかった問題を左ページに書き出し、後でもう一度右側のページを使って回答する」それをひたすら続けるといったものでした。「出来ないことを明確にし、できるまでやる」そういった習慣づけでした。

結果、その後成績は大幅に上がって、見事第一志望をクリア。それだけでなく、当時習っていた少林寺拳法でも同じようにノートをつけては課題克服を繰り返し、全国高校選抜で2位になることもできました。私はこのノートを「ミラクルノート」(笑)と名付けて、今も大事にしています。

ここで痛感したことが、「やればできる」ということ。自分をあきらめない気持ち。かなえたいことは努力すれば手に入るということを実感できたのは、私にとってとても大きな財産になっています。運やめぐりあわせはもちろんありますが、でも殆どのことは「何とかなる」のではないかと。いま目の前のやるべきことを明確にしベストを尽くす。これは私にとって最優先の命題です。

【5】「三度の飯よりオムライス」

「オムライスもご飯じゃん!」と突っ込まれることも多い(笑)この言葉。私の最近のキャッチフレーズにしています。それくらいオムライスが好き。本当に頻繁にいろいろな店のオムライスを食べています。

特に東銀座の歌舞伎座横にある「YOU」。ここはテレビで紹介されることも多い有名な人気店ですが、会社のすぐ傍だということもあって良く顔を出しています。この店のオムライスはベーシックな正統派で、玉子がとっても美味しい。そして表面はふんわりしていて、スプーンをさすとクリーミーな半熟卵が溢れだすところもなんとも言えなくて(笑)

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私のオムライス好きは物心ついたころからなのですが、あらためて自己分析すると「シンプルな中の奥行きの深さ」に魅せられているのではないかと思っています。

構成しているのはご飯と玉子とかけるソースくらい。子供から年輩の方まで誰からも愛されている定番の食べ物。でも、玉子の焼き加減とかソースのセレクト、ライスはバターライスかケチャップライスか、具や和え物は何にするかなど、実はメニューを構成する選択肢は凄く多い。「オムライス」の一言で括りきれないほどに多種多様性の可能性を持っているんです。その無限ともいえる選択肢の中から、「自分ならではの味を選ぶ」その店のマスターの思いやそこに至るストーリー、想像しただけでもワクワクしませんか?(笑)

そしてこれはライターとしての感覚にも似ているなあって思ったりもします。人それぞれに思いが詰まった独自の人生ストーリーを引き出したりクローズアップすること。私は根本的にそれが好きなんですよね。

もちろん撮影女子会にもその価値観は引き継がれています。より多くの方の素敵な人生のワンシーンを、さらに魅力的に演出しつつ、その一瞬だけで終わらない次の原動力になるようなそんなポジティブを創りだすサービスにしていきたい。そう思っています。ぜひみなさんもそんなきっかけを私たちの撮影女子会で経験していただければ嬉しいです。

そして美味しいオムライス情報も絶賛募集中です(笑)。そのうち食べ歩き録も発表できたらいいなって思っていますので。

※後日注・・・anan総研で「私をオムライスに連れてって!」を連載 (2015/5/26スタート)


○ メディアでの紹介リンク
・学生団体アンサー (Answer)「オリジナルな私で在りたい」(2013/5/26)
・エンリッチ「インドで冒険の書をつくれ!2012春」体験談人気モデルとスーパー編集長による“じぶんスタイル”の見つけ方&発信方法 (2013/2/15)
・Girl’s Action vol.2 ~Girl’s be Ambitious ~ パネラー (2012/9/22)