永井 礼佳 さん

永井 礼佳 さん

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関西学院大学社会学部。「ミスキャンパス関西学院2013」グランプリ。大阪を中心に4年間芸能活動。女子プロデュースチーム「MY LADY」立ち上げ

■ 永井礼佳(ながいあやか)さんのこれまでの主な活動
                                
○芸能活動
・「ミスキャンパス関西学院2013」グランプリ
・2012年から約4年間、ワタナベエンターテイメントに所属
・関西人気番組「おはよう朝日です」を中心に4番組にレギュラー出演。東京ガス・ボールド等のCM出演や大阪府PR大使を務める

○プロデュース、商品企画
・女子プロデュースチーム「MY LADY(マイレディ)」を立ち上げ、法人の20代女性向けの事業・商品開発やマーケティング・PRに関するコンサルティングやその実行に従事 ※丸井、ワコールなど

○目指しているもの
次の命をつなぎ未来をつくっていく女の子の可能性を最大化し社会に還元できる仕組みをつくり、地球の幸せに貢献すること

■ 永井礼佳さんインタビュー

【1】やっと「全ての選択が正しかった」という納得感を持って新たなスタートを迎えられた

たくさんの出会いとチャレンジ、そして葛藤。まわりの環境が次々と変化していって、とにかくさまざまな経験をさせてもらった大学生活ももうおわり。この春からは改めて、社会人としての新しい生活がはじまります。その前に「今しかない自分」を記録してもらえることになり、とっても嬉しいです。

今回のインタビューがまたいつか大人になって大きな結果を出したときにでも(笑)、振り返っておもしろいものになっていればいいなと思います。

そんな大学生活も、入学して1年間は何をするでもなく、やりたいことも特になく、ゴロゴロと寝てるばかりでした(苦笑)。ただただ「つまらない日々」を送っていた当時の私からは、今の自分はとても想像できないと思います。

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最初の転換期は、19歳になった時。「やりたいことはなんでもやる」と決めてから、人生が驚くほどいい方向に変化していきました。この年に大学のミスキャンパスに出てグランプリをいただいて。芸能事務所に所属してタレントとしても、恵まれた環境でたくさん貴重な経験をさせていただきました。

その一方で、世界を旅して多くの人と触れ合い、世界の広さに感動して、もっともっと素直にパワフルに夢を描けるようになっていきました。でも4年生のときに楽しかったタレント活動を悩みに悩んで辞めて、一人東京に来て。何もないところから、自分が一生したいと思える、心底本気になれるお仕事を探すことにしました。

この決断がどうなるか、当時は不安でたまりませんでした。幸いにも、そんな私の気持ちを受け止め、信じてくれる方々に出会うことができて。「こんな魅力的な大人になりたい」「こういう生き方があるんだ」と、たくさん未来への希望と勇気をもらうことができました。

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出会いの力って本当にすごくって・・・!!

「人生ってこんなにも希望があるんだ」「こんなにも愛があるんだ」ということを心から実感できるようになったのは、本当に出会った方々のおかげです。そして、私自身も、そんな勇気を与えられる存在になりたいと強く願うようになりました。「たとえ、ちっぽけで弱い存在でも、大切な人のためなら強くなれる、なんだってできる。絶対に世界に幸せを広げられる人になりたい!」そう思えるようになりました。

人は変われるということを知ったこと、そして今、「これまでの選択の全てが、一番良い選択だった」という納得感を持って新たなスタートに立つことができたこと。こんな気持ちにさせてくれた大学生活には感謝でいっぱいです。

【2】今の自分に想像がつかない未来を生きたい

わたしがミスキャンパスに参加した時、ファイナリストに選ばれたみんながとても魅力的で、それぞれ経験豊かな先輩ばかりでした。その中で最年少だったわたしは特に取り立てて誇るものは何もありませんでした。

だからその時、「自分はまだまだこれからだけど、自分自身どんな未来になるのか楽しみだし、期待してほしい」みたいなことを話したんです。それしか取り柄が思いつかなくて(笑)

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▲「ミスキャンパス関西学院2013」表彰式のひとコマ

もちろん、その時に未来が明確に見えていたわけではありません。でも、そういう可能性を楽しむ部分、あるがままを自然体で楽しむ意識はその頃から大切にするようになりました。

結果的に、今、当時想像できなかった自分があるように、「今の自分に想像つかない未来を生きる」ことへの期待感が私の中には強くあります。

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▲2014年1月20日撮影。下記含めて2枚

今の時点で理想に思うこと、正しいと思うことはずっと同じとは限らないですよね。その時々に、もっとも自分らしくあるために、そういう揺らぎの部分を楽しむ姿勢や、受け入れるキャパシティを広く持ちたいなって。だから、私の考えていること、話していることは、その時々でいつも変化している(笑)、けどその変化やブレも含めて私らしさなんだと思うんです。

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ただそれでも、大きな軸みたいなものはずっとあって。最近少しずつそれを言葉にできるようになってきました。

一つは、「愛と夢と幸せを届けられる人になって、地球の美しさに貢献する」という、漠然としたスケールの大きすぎるもの(笑)。もう一つは、「女の子のパワーを世界に還元する仕組みをつくりたい」というもの。この二つは私の中でかなり強く繋がっています。

【3】「自分だけではできないこと」は実はすごく楽しいこと

わたしは「夢を持つこと」ってすごく大切だと考えています。いつも、みんなに大きな夢を語るので、「え?」みたいな反応をされることは少なくありません。「そんなの無理でしょ」「それにどんな意味があるの?」みたいな怪訝な反応がたびたびあったり・・・ (笑)

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▲2015年8月24日撮影。下記含めて2枚

でも、わたしにとって「叶うか叶わないか」以上に大切なのが、「夢を持つこと」そのものです。

もちろん、夢は叶えられた方がいいですが、夢は今日を楽しくするために必要なもので、夢を叶えたいと思うからこそパワフルなエネルギーが生まれると感じています。だから、理想と現実にかい離があってもあまり問題はないと思っています(笑)

ゴールが全然見えなくても、自分が死ぬ時にようやく少し実感できるくらいであったとしても、夢に向かい続けることで生まれるエネルギー、それが人生に幸せをもたらすんじゃないかと思うんです。

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もう一つ、私は自分だけでは叶えられそうにない夢が好きなんです。

自分一人でできることって、私はそんなに興味がなくて (といっても、ほとんど一人できることなんてないですが笑)、同じ夢や目標を持つ人と一緒だからこそ楽しいし、頑張れる。だから、自分にできないことに気付くたびに、「これはみんなに助けを求めないと」「どんな人と一緒にやったらできるだろうか」と思いを巡らせては、ワクワクするんです(笑)

そして、人間って誰もが才能を持っているということに気付くこともできる。自分にできないものがたくさんあるほどに、たくさんの応援が必要になって、みんながそれぞれの「らしさ」を持ち寄って、大事な役割を分かちあうことになるからです。

例えそれが、「私には何もない」といった、強いコンプレックスや葛藤だとしても良いんです。同じコンプレックスを持っている人の支えになるし、それを解決するための何かを生み出す原動力になるかもしれません。

人はみんな一人ひとりが特別で奇跡の存在だと私は思っています。そしてそれぞれに才能や役割がある。それをみんなが実感できればいいなと思うし、自分の価値や可能性をとことん信じてくれる人を見つけてほしい。わたしは自分ひとりでは信じられない人でした。だからこそ今は、全力で人の可能性を信じ続ける存在でありたいと思っています。

【4】母性(女の子)のパワーを仕組みに変えて、社会を幸せにするプラットフォームをつくりたい

「女の子一人ひとりがホントに心から輝ける瞬間を」という思いを掲げて、私の活動はずっと「女の子」を中心に展開してきました。

例えば、一軒家を貸切ったホームパーティ「okaeri」や、東京・大阪2か所で開催した「Princess day 現代版お姫様のつくりかた」などのイベントをはじめ、「女の子のための特別な日」を幾つも企画し、トータル1,000名以上の女の子に参加していただきました。

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▲2015年10月に開催した「okaeri」ホームパーティ

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▲「Princess day」開催の様子

この頃は、純粋に「好きだからやってる」くらいだったのですが、東京に来てそういう話をしていると、もう少しビジネス的な相談が舞い込んできて、丸井さんの靴のプロモーションムービーや、ワコールさんの新商品「ルームドレス」の開発に携わらせていただくようになりました。


▲「360° WOMAN‘s HAPPY」/シューズラボプラスby OIOI

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▲「ルームドレス」商品イメージ

これらはいずれも、企画の最初から携わらせていただき、「女の子が自分らしく輝く瞬間を、自分たちの手でつくっていく」ことを大切に、進めていきました。

私が、女の子にスポットを当てる理由は、「女の子は次世代を担う、次の命を繋ぐ存在」だと思っているからです。女の子の体は自分だけのものじゃない。自分を大事にすること、健康で心健やかに過ごすこと、それだけで未来の社会のためになる。だからこそ、女の子がもっと自信を持って、一人ひとりみんなが輝ける世界であってほしくて。わたしはそのお手伝いをしたいと考えてきました。

女の子はどうしても、ビジネス的な部分、仕組み化していく部分が苦手だったりします。でも、周りの人の笑顔を見たい、幸せになってほしいという、愛の力、母性のパワーはすごく大きい。そこにとても可能性を感じるんです。

例えば、伝統産業の技術を生かしてベビー用品を開発されている、「和える」の矢島里佳さん。これってまさに、母性のパワーを仕組みに変えて、家族も社会も幸せにしていくモデル。こういう素敵な事例が、どんどん生まれてくればいいなって。もちろん、わたしもそのひとりになりたいです。

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「女の子のため」の商品やサービスはいっぱいあるし、その中には素敵なものもたくさんある。でも与えられるのを待っているだけでなく、「自分たちで自分たちの楽しさや幸せをつくっていこう」、そんな意欲や可能性ををみんなで共有したいです。

これからの社会は、より精神的なものハートの部分が求められるようになるはず。その中では、女の子の何気ない日常生活、その中で溢れ出す愛や母性的なパワーが、高い価値を持って必要とされるときが来ると思っているし、そうであってほしい。

自分でできることが増えることで、自信をつけて、周りにもっとハッピーを広げていく、次世代に愛を繋げていく。そんなサイクルを生み出すプラットフォームを作るのが、私の人生の目標です。

【5】自分自身が自分を理解しないと、やりたいことを相手に伝えられない

仲間内のイベントであっても、お仕事の依頼であっても、私が大切にしているのは「まずは自分自身が全力で楽しむ」ことです。

以前に企画したイベントの時、自分がしたいと思ったことをして、自分が一番楽しいつもりでいたのに、周りのみんなから「すごく楽しかった」「ありがとう」の声がたくさん寄せられて。「そうなんだ。自分が楽しいと思ったことが、みんなを喜ばせることもできるんだ」と気づいたのが、そのきっかけです。

そしてその後、芸能活動を続ける中でも、「楽しいこと」と「お仕事であること」を、当たり前に両立する癖がついたというか、そういうことが可能だという実感が得られたことも理由としてあります。

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そのための重要なスキルかと思って訓練しているのが、「自分を理解し、相手を理解し、一致する場所を探すことができる力」。実は私、「自分と向き合っている時間」がものすごく長いんです。毎日10ページくらい、ノートに思ったことを書いたりしています。(笑)

まずは、自分自身が自分を理解しないと、自分がやりたいことを相手に伝えられない。自分の中でしっくりくる言葉でなかったら、とても使えない。自分の感情を可視化して、言語化して、そんな作業を毎日毎日しています。

そして、お話しする時は、気持ちとかテンションとかもフルに発揮して伝えられるようにする。だって「やりたいことは絶対実現したい」ですから!(笑)やりたいことはいつも実力以上のことなので、せめてそのために最大限の準備と努力はしないといけないと思っています。

【6】「わくわくする生き方」は自分の意志で選んでいる

ただ、向き合っている時間は必ずしもポジティブな面ばかりではありません。というより、圧倒的にネガティブな時間の方が多かったりします(笑)。母はかなり楽観的な人間なので、「あなたはいつも、何をそんなに悩むことがあるの!」って、呆れられてばかりいます。

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心にひっかかることがあって家に帰ると、その日の反省が次から次へと湧いてきて。「どうしてあの時、あんな言葉を使ったんだろう」とか、すごく些細なことまで全てが一気に溢れ出して。しばらくの間呆然と固まる(苦笑)

そしてとことんまで、どんよりとした気分を吐き出して。そこから反省会タイムがスタート。

その日にあった、出来なかったこと、不甲斐なかったこと、もう少しできたはずのこと。そういった反省点を全て言葉にして、全て解決策を考える。次はどうするべきか対策を立てる。それをとことんやりつくして、その日のネガティブを、全てポジティブに切り替える。そこまでして「やったあ。生まれ変わったあ」って。新しい自分になる(笑)。

そして生まれ変わって、元気で明るく前向きな自分になってから、自分を発信する。だから、基本的にみんなからは「いつも明るく元気な」イメージしかない!って言われます。(笑)

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別に「明るく元気に!」みたいな生き方がすべてだとは思っていません。だけどネガティブなものを出すと、ネガティブなものが集まってくる気がするんです。私の頭の中はそんなにキャパシティないし、ネガティブなものを残しておくほどの隙間が無い。だからネガティブな感情はできるだけはやくプラスのパワーに変換して、できる限り「わくわくする感情」で自分をいっぱいにする。

生き方に正解なんかないし、自由ですが、わたしはとにかく、わくわくしていたいんです。笑

【7】いつまでもピュアであり続ける生き方が憧れ

冒頭でも少し話したように、やっと「全ての選択が正しかった」という納得を持って卒業を迎えられたんですよね。就活もしていないし、わたしに合うペースは周りのみんなと違っていたので、割りと不安なときもありました。

ちょうど1年くらい前に、楽しくやり甲斐も感じていたはずの芸能の世界を『もっと自分が一生かけてやりたいことに挑戦したい』という思いだけで飛び出して。

でもそれを具体的にカタチに見せる方法も無く、理解してもらうすべもなく。自分を説明できるものが、何もなくなってしまった不安と、毎日なれない場所でのなれないお仕事。知らない間にかなり疲れていたみたいで(笑)。そのとき大きな交通事故にもあいました・・・

これは笑えないくらいの事故で、久しぶりに「これはやばい!!!相当弱ってる」と思いました。でもやっぱりみんなからは「楽しそう」「羨ましい」と言われてて(苦笑)。正直精神的に、けっこう厳しい時期でした。

でも、その頃出会うことができた方々が本当に素敵で、私の人生に光をもたらしてくれたんです。私の今までの葛藤を理解してくれ、漠然とした夢を受け入れてくれ、自分の目指す生き方で大丈夫だって感じさせてくれた。

とにかくみなさんピュアで前向き。社会で活躍されている方だと、辛いことや苦しいことはたくさんあるはずなのに、それを微塵に感じさせない強さがあるんです。

私も「こんな強さをもっていたい」って自然と思いました。それからかな。「どんな時も明るく前向きに生きよう」と、心の底から強く決心したのは。だから今は、「礼佳ちゃんいつも楽しそうだね」と言われると、自分の決心がしっかり形になっていると安心できて、素直に「ありがとう」って言えるようになったんです。

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以前「ピュアって何だろう?」って思ったことがありました。魅力的な人から感じる「ピュアさ」を言語化してみようと。

その時思ったのは、透明な水が流れる川に、黒かったり汚れた異質なものが流れ込んでも、それを全て飲み込んで透明にしてしまう力。弾き飛ばすのではなく、受け入れつつも、変わらぬ透明さを維持し続ける強い浄化力。そういうものなんじゃないかって。

人生辛いことや絶望の瞬間っていくらでもある。人生って、生きてるだけでもすごく大変だし辛い。「なんでこんなに生きるってしんどいんだろう」って、いつもいつも思ってる。笑 でもだからこそ、前向きでピュアに生きていきたい。

どんな時も真っ直ぐ前を向き続ける、子供のころのような純真な気持ち、そして強さを、いつまでも持っている自分でありたいと思っています。

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この4月からは社会人として、本格的に新しいステージでの生活がスタートします。今までの自分はすべてリセットして、ゼロからの状態で、吸収し叱られ、全ての機会を新たな自分の糧にしたい。これまでの自分を中途半端に引きずらず、全て捨てていきたいです!

だからもう大学生活を振り返ることもほぼないと思うので、こんな風に最後に今の自分をまとめて頂き本当に光栄です。本格的に社会人にはなりますが、思いっきり夢に生き続けようと覚悟しているので、これから人生がどんな風になっていくのかとっても楽しみです!!!!!

(※撮影日付の無いスナップ写真は、2017年3月撮影)