中山 美織 さん

中山 美織 さん

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早稲田大学 先進理工学部化学・生命科学科。ミス理系コンテスト2013年度特別賞。理系ナビ13冬号表紙他、モデルとしての登場多数

■ 中山美織(なかやまみおり)さんのこれまでの主な活動

・ミス理系コンテスト2013年度特別賞 ※開催レポート(2013/9)
・理系ナビ13冬号表紙 ※表紙の人一覧 (2013/12)
・理系女子大生コミュニティ凛「Girls Lab」表紙 (2014/7)
・大学生協リクルートスーツパンフレット表紙 (2014/9)
・ヒューマンアカデミー修了展モデル (2015/2)
・東京デザイナー学院卒業制作展モデル (2015/3)
・リケチェン「Rikei Girls Collection」モデル (2016/2)
・フジテレビ「ジェネレーション天国」、BSジャパン「人形佐七捕物帳」(2016/10~予)など出演

※その他、モデル、Webメディア掲載多数(インタビュー末尾に一覧)

○みちゃりょ公式ブログ「Miori ~My eyes~」

■ 中山美織(なかやまみおり)さんインタビュー  
                                   
【1】自分という素材を制作者と一緒に作り上げていく感覚が好き

これまでの大学生活で、モデルをしたり、Webなどのメディアに登場する機会を多くいただいてきましたが、そういう依頼に私が積極的に関わってきた理由として、カメラマンやクリエイターの方と一緒に作品を作り上げていくことの面白さが一番にあるように感じています。

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私をきれいに表現いただくのは当然嬉しいことですが、それは自分をアピールしたいのとは少し違う。素材としての自分が、どんな可能性を持っているのか、それをお互いに試してみるのが楽しいという感覚でしょうか。

ですから、特に有名なメディアとか媒体であることにはこだわらず、例えばプロを目指すようなカメラマンの方の練習であったり、ポートフォリオを作るためのモデルになることも多く、そういう方と何年かにわたって、作品作りのお手伝いをしてきたりもしました。

何度も撮影することで、私のことをより理解してもらえるようになり、「今までにない表情を引き出せないかな」と一緒に考えたり、自分自身も積極的に主体者になることができる。プロのモデルとは言えないまでも、そういうシーンでは知らず知らずのうちに自分の中にスイッチが入っていく。そして10代だった自分が20代として年を重ね変化していく、その過程を一緒に共有することができる。

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そんなスタンスだったので、読者モデルとかサロンモデルとか、一般的に女子大生が関わることの多いモデルの仕事は、実はほとんどしてきませんでした。欲張りな言い方かもしれませんが、服や髪型に自分を合わせるのではなく、自分を素材に何ができるかを追求していく。それが楽しかったんです。

ただ、これだけ多くの撮影機会をいただけながら、いまだに私は笑顔が苦手です。当然そういうシーンも必要なので、頑張って笑顔を出すこともありますが、殆どの写真が”クールでツンとした女”タイプなものばかり(苦笑)

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あまりにもそういう写真が多いので、私と初めて会う方はけっこう構えてこられることが多いみたいです。「冷たいあしらい受けるんじゃないか!?」って(苦笑)。もちろん、そういう冷めた内面も確かにあるかもしれませんが、普段着の私は雑というか、もっと単純というか……

学校に行く時も、お洒落っ気無しのすっぴんですし、仲間内からもけっこういじられるんです。「メディアに出てるキャラと違い過ぎだよね」って。今日も研究室から来たんですが、撮影用にメイクをしてよそ行きの格好をしていたので、みんなにびっくりされました(笑)

【2】学校が忙しくても、だからこそ外に出たのは良かった

もう一つ、メディアに登場するキーワードになるのが、「理系」という立ち位置です。最近は、理系の学生がクローズアップされることも増えましたが、まだまだ「地味」「暗い」などといったイメージが強い。また「実験やレポートに追われ、自由になる時間が少ない」などと感じている人も多いでしょう。

ですから、モデルなどの私の活動を通じて、少しでも「理系で学ぶことが楽しい」「いろんな可能性を秘めている」と思ってくれる人が増えるといいなという思いは強くあります。

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例えばこれまで、理系学生のためのインターンシップ、就職情報メディアである「理系ナビ」や、理系女子大生コミュニティ凛のフリーペーパー「Girls Lab」の表紙に出させていただいたり、理系女子を対象にしたミスコン「ミス理系コンテスト2013」に参加し、特別賞をいただいたりしました。また、ブログなどでも定期的に日常を発信し続けたりしてきました。

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▲「ミス理系コンテスト2013」参加者集合写真

その一方で、やはり時間が限られていることは事実で、「学業(研究)がメイン」という姿勢は大事にしています。研究室に入ってからはかなり時間もタイトになり、なかなかお仕事をお受けできる余裕も少なくなっていました。ですので、例えば学校の合間だったり、終わった夜だったり、私の空けられる時間でよければというお話をさせていただいています。

実は、(インタビュー当日の)昨晩も、学校が終わった夜遅くから朝にかけて、映像系の撮影にご協力させていただいてきたんですよ。そしてこの後もまたすぐに研究室に戻る予定なんです(笑)

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そういうバタバタ感の中でも、モデルの活動をしてきて本当によかったと思っています。たぶん、そうでなければ私は早稲田の理工キャンパスの中だけで生活し、その中の価値観だけで生きていたはず。そして周りには圧倒的な天才も多くて、その中で「凡人の頭でどう戦うか」そこに窮窮していたかもしれません。

でも取材や撮影などに関わる人は、理系以外の人も多いですし、学生だけでなく社会人の方もいます。プロを目指しているクリエイターの方もいます。いろんな生き方があり、いろんな価値観に触れることができた。そして、そういう人たちの頑張りを見て、自分自身の励みにもなった。もともと外交的な性格ではなかったため、自分自身の考え方や視野を広げる良いきっかけになったと感じています。

【3】金属錯体の実験時のカラフルな色合いが面白い

私は、家族揃って理系という家に育ちました。両親が歯学部出身で姉が生物系の学部に進んでいます。ですから子供のころから、理系に進むことをごく自然に捉えていました。

ただ何の学部学科を選ぶかは、けっこう悩みました。そして、興味のあったファッションやコスメに繋がる「化粧品の開発」が面白いんじゃないかと、化学を選ぶことにしたのです。

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その中でも私は無機化学を専攻していて、主たるテーマが「錯体」です。

たぶん殆どの人にはなじみのないものだと思いますが、一般的に金属錯体と呼ばれ、「金属と非金属の原子が結合した構造を持つ化合物」のことを言います。例えば、血液の中で酸素を運搬しているヘモグロビン、ディスプレイに使われる有機EL素子錯体など、日常的に見聞きするものもけっこうあります。

金属の種類や、結合している分子を変えることで、機能をさまざまに変えることができ、そこが研究テーマとしての大きな魅力です。

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私はいま、結晶の構造解析とそのための結晶化などを研究しています。新規合成物の構造を明確にすべく、粉末ではなく結晶性を持たせることでX線構造解析できるようにいろいろと試行錯誤しています。

無機が面白いのは、粉末や溶液に多彩な色が表れること。錯体によって本当に様々なんです。ですから実験のシーンはいつもとてもカラフル。単純すぎるかもしれませんが、そういう色を見ているだけでもとても楽しいですね(笑)

【4】引きこもりでのアニメ鑑賞と一人旅、両極の趣味を楽しむ

私の趣味は大きく二つ。その一つは、アニメやドラマを見ることです。実は日曜日は家から一歩も出ない生活で(笑)、ずっと家にこもってテレビ画面とにらめっこしてます。中でも「鋼の錬金術」とか大好きですね。アニメを見ながら一人で号泣していることも多々あります。コスプレとかはしないまでも、かなりのアニヲタです(笑)

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もう一つは全く反対のアウトドア志向で、一人で旅に出ることです。大学2年生の終わりの春、何となく「美味しい抹茶を飲みたい」「抹茶スイーツが食べたい」と思い立って、一人で京都に行ったのをきっかけに、自然と一人で出かけるようになりました。

その夏には、東北の方へ。白神山地とか、十和田湖とか、奥入瀬渓流などに行きました。自然に触れるのが好きなのかもしれませんね。でも、自動車はペーパードライバーなので、電車とバスとレンタサイクルを駆使。すっぴんで、髪ふり乱して、一人で走り回ってました(笑)。そんなに使えるお金はないので、グルメ旅はできませんが、手軽に頼めそうな少し変わったものを探したりとか。例えば、津軽の十二湖の近くで売っている「青池ソフト」は狙って行きました。

最近も1週間ほど四国に行きました。訪問先はこんな感じです。

初日:研究室終了後に夜行で徳島県へ
2日目:奥祖谷の二重かずら橋、祖谷のかずら橋。祖谷そばを食べる。鳴門の廉価なホテルで素泊まり
3日目:鳴門の渦潮を見て香川県小豆島。オリーブ公園、エンジェルロード、仏生山温泉など。讃岐うどんを食べる。高松のゲストハウス宿泊

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4日目:愛媛県へ向かい石槌山でトレッキング。その後道後へ。坊ちゃん団子やみかんアイスなど食べ歩き。大和屋本館泊
5日目:道後温泉に入ったり食べ歩き。坊っちゃん列車で松山市内へ向かい、松山城など観光。高速バスで高知県へ。高知のゲストハウス宿泊
6日目:高地で、モネの庭、伊尾木洞、龍河洞、ひろめ市場などを回り、カツオのたたきを食べる。夜行バスで帰宅

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一人で旅に出るのは、基本国内です。それは一人旅を始めた当時、英語が全然できなかったのもあるのですが、「せっかく日本で生まれたんだし、もっと日本のこと知っておきたいな」という思いも、旅に行くにつれ増えていったからです。ただ、ワーキングホリデーで1年間カナダに留学していた時は、アメリカに一人で行ったりもしました。

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旅の魅力はいっぱいあるのですが、例えば旅先で出会った人と、また別の場所で再会し、それが縁で、その後もずっとお付き合いが続くっていうのはその醍醐味の最たるものでしょうか。四国の旅の途中でも、大学生の子と知り合ったり、シェアハウスで宿泊客みんなで夜通し盛り上がったり、とても楽しかったです。

最近あらためて振り返るようになったのは、学生としてさまざまな学びの場があって、健康に暮らし、生活に困っているわけでもない。そういうある種恵まれた環境にいるということ。遊んでいるばかりじゃだめ。何かもっと、自分の置かれた立場を生かして、周りの人や将来の社会のために繋がるものを何か作りださないといけないのでは、そんなことを日々真面目に考えたりもしています。

■ 中山美織さんWeb記事リンク

・「Sunny Blue and Rainy Purple」 挑む女 中山美織 (みちゃりょ) (2016/3/9)
・「ライブドアニュース」美人リケジョたちにきいた理系あるある「六角形にハマる」など (2015/1/27)
・「tech jo」今日のiPhone美女 (2014/3/24)
・「理系Plus」老若男女みんなをキレイにする化粧品を! (2014/3/10)
・「ガクセン」自身の主張やコンセプトを強く意識し 能動的に「モデル」という仕事に向き合う (2014/3)
・「ダイガクTV」リケジョの秘密 ※動画 (2014/1/28)
・「ハピテク」理系のイメージを変えるきっかけづくり-Miss Rikei Contest (2014/1/7)
・「待ち合わせ美女」中山美織(ミス理系コンテスト2013特別賞) (2013/12)
・「理系ナビ」表紙の人 (理系ナビ13冬号)
・「JAPAN TREND SNAP」中山美織さん 2013/10/10掲載 2013/12/11掲載
・「美学生図鑑」浴衣美女特集/中山美織 (2013/7/31)
・「INTERVIEW MODELS」NAKAYAMA Miori (2013/6/1)
・「美女ナブル」中山 美織さんのプロフィール
・「道案内美女」中山美織
・「CURIE」中山美織さんにインタビュー