藤本 奈奈香 さん

藤本 奈奈香 さん

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立命館大学 国際関係学部・国際関係学科。イギリス、フランスなど留学経験。トリリンガル。Campus Collection 2011 モデル

■ 藤本奈奈香さんのこれまでの主な活動 

○留学/海外関連
・高校イギリス留学(2007.8〜2008.8) Canterbury High School
・大学フランス留学(2012.8〜2013.6) Sciences Po. Bordeaux
※これまでにヨーロッパを中心に約20カ国滞在。トリリンガル(日本語、英語、フランス語)

○モデル、学外活動など
・Campus Collection 2011 モデル、フリーペーパー表紙 モデル、サロンモデルなど
・生協学生委員会 大学1年生〜3年生夏(2年半) 新歓企画チーフなどを担当

■ 藤本奈奈香さんインタビュー

【1】高校でイギリス、大学時はフランスに留学

私のこれまでの学生生活のキーワードになるのは「留学」です。小学校時代の2週間のホームステイに始まり、中学時代にパリに2週間ホームステイ、高校時代はイギリスへ1年間、大学に入ってからはついこの夏まで1年間、フランスの学校に通っていました。そしてこのような機会を活かしながら、今まで(ヨーロッパ中心に)20の国々を訪れており、日本語・英語・フランス語のトリリンガルというのが、私のセールスポイントの一つになっています。

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海外に関心を持つきっかけになったのは、3歳か4歳の頃、ネイティブの先生が指導する異文化交流の場に参加していたことに遡ります。そこではさまざまな国籍の人が集まり、キャンプだったり、さまざまなコミュニケーションをとる機会がありました。その中で未知の異国への興味が少しずつ膨らんでいったように思います。

そして小学校6年生の時のオーストラリアでのホームステイ。私は全く人見知りしない子供だったので、いろいろな人たちと話をすることがすごく楽しくて、将来は英語を使った仕事に就きたいと。特にその頃は「通訳になろう」って思っていました。

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中学の時には、英語でスピーチする暗唱大会で3年連続で優勝させていただいて、発信すること伝えることの楽しさを感じるようになりました。そして高校の時の1年間のイギリス留学で、海外の文化や価値観に触れる中で、また新たな自分の目指す理想が見えてきました。それは情報を媒介するだけではなく、自らが発信主体となること。そしてできれば何か新しいことを生み出せるような存在になりたいということです。

その後、国連の仕事などにも興味を持ち、グローバルな仕事に就くための学びになるのではないかと思い、「国際関係学部」という個性的な学部を持っていた、立命館大学を受験することにしました。

【2】さまざまな価値観の違いを理解しつつも、自分の信念に忠実に

高校の留学の時は、まだ自分の進路を深く考える時期でもなく、本当にのびのび楽しく過ごしました。パソコンもなく日本人も周りにいなく、集中して勉強できたので、語学も身につきましたし、自立意識も強くなってきました。

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一方でフランス留学はけっこう辛かったですね。さきほどトリリンガルとは言いましたが、実際には、しばらくの間は言語の壁があり、自分のことをうまく発信できなかったんです。英語なら当たり前に出来ることが、フランス語になると途端に難しくなる。これは非常にもどかしかったです。

そのフランスであらためて認識する機会があったのが、「価値観は違って当たり前、その中でどうやってさまざまな人と共存していくか」ということです。フランスはもともと移民が多い国家で、しかし最近は対立や排斥運動が過激になっている現状はご存知でしょうか。私は授業でその歴史を学ぶ機会がありました。

フランスでは良くも悪くもすぐに市民によるデモ運動が起こります。それを間近で見たとき、自分からしっかり主張して行く大切さと、ともすれば集団行動は思わぬ事態を招きかねないため、その行動に対する責任感もきちんと持つべきであると感じました。

私はもともと、10人中9人が正しいと言っても、それでも一度自分でしっかり考えたい。そういうタイプです。ですから今起きていること、大きなムーブメントに、そのまま乗っかってしまうのではなく、さまざまな意見の相違をまず理解するとともに、一度整理し反芻し、自分の中の信念に乗っ取ってからアクションを起こすように。私はいつもこういうスタンスでいたいですし、社会全体もそうだと嬉しいなって思っています。

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もう一つ、海外の生活の中で感じることがあったのが、日本ならではの良さの再発見です。その中で私は「人への敬意」の表現が日本らしさの大きな魅力の一つだなって感じました。

尊敬語・謙譲語が非常に細やかに多くの種類があるのは、まさに日本らしさの象徴です。年齢・実績関係なく「人を敬い接する」ということは、非常に素敵なことではないでしょうか。例えばそれは、言葉遣い、言葉の選択、伝わりやすさへの意識。これは私の日々の生活の中でもかなり大事にしているポイントです。もっとも、話好きで話が止まらないタイプなので、「話が長い」というツッコミは良く受けてしまうのですが(苦笑)

そういった礼節に対する感覚は、6歳から12歳までクラッシックバレエを学ぶなかであったり、躾の厳しいカトリック系の学校に通っていることだったり、そういう中で知らず知らずに身に付けたものだと思いますが、そこにさらに海外留学の経験がオンされた感じがします。

以前は単純な好奇心で「外への憧れ」の強い子供でしたが、何度も海外へ行き、さまざまな国の人に触れることで、「内面(自国&自分)を見直す」機会が多くなりました。そして日本をもっとよく知りたい、日本人の良さを身に付けたい、そしてそういったものを発信したいという気持ちが着実に強くなってきたんです。
女性の根源にある欲求は、サービスになりやすいのでは
留学が終わったこの夏、あるITベンチャーのインターンへ参加してきました。この中には新たなスマホサービスを提案するビジネスコンテストもあって、私たちのチームが優勝させていただいたのですが、ここでもたくさんの学びがありました。

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参加チームは各5名ほどで構成されているのですが、私たちのチームは見事に「男性は理系、女性は文系」に分かれていたんです。理系の子たちと話をしていると、思考回路が非常に論理的だったり、ITの知識が豊富だったり、ジェラシーを感じるほどに、私にないものがいっぱい。でも、アイデアをポンポン出したり、それを柔軟に組み合わせたり、意外な盲点を探し出したり、そういうのは私たちの方が得意だったりするんです。

これは海外で学んだ感覚と似てるなって。人それぞれにさまざまな得意分野や価値観の違いがあって、でもその多様性にしっかり尊厳を払い、お互いの良さを認め、切磋琢磨していく。そこから生まれるものはとてもたくさんあると思うんです。

そして新たなサービスを考えること、チャレンジすることの楽しさも知りましたが、その中でひとつ感じたのは、女性の根源にある欲求は、具現化するとサービス(ビジネス)になりやすいのではないかということ。そういう点では等身大の自分の中でも、何か私らしいそしてみんなに喜んでもらえるものが作りだせるのではないかって思っています。

【3】才色兼備な女性であるために

このインタビューのお話をいただいて、「今までに出てる方みんな活躍のレベルが違うし、私なんかが出ていいのかな?」と不安になる反面、でも「まさにこういうコンセプトで取り上げてほしかった」という嬉しさも同時にありました。それは以前から「才色兼備」という生き方に憧れていたからです。

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私が尊敬する方の一人に、女優のオードリー・ヘプバーンさんの存在があります。

彼女はその絶世の美貌もさるものながら、人生の後半のほとんどを国際連合児童基金(ユニセフ)での仕事に捧げたことも、みなさんよくご存知かと思います。そういった優しさであったり、社会貢献意欲の高さだったり、そしてアクティブな行動力だったり、全てに魅かれてきました。もちろん彼女のようにいうのはおこがましくはあるのですが、その中でも私なりに両立可能な生き方を探していきたいと思っているのです。

それは本当に地味なところからなのですが、体型とか肌への気配りを忘れないことだったり、「自分がされて嫌なことは他人にもしない」というごく常識的な振る舞いだったり。内面と外面は表裏一体だと思いますから、まずはそういった日々の心がけから始めようと。

私はずっと中高一貫の女子校に通っていました。そこで感じたのは同性に好かれるような女性になりたいということです。それは「人間として」という言葉に置き換えたほうがいかも知れません。

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そして学生団体の活動などチームで動くとき、何か行動を共にするときも、誠心誠意できる限り相手のことを考えて接するように心掛けてきました。時には「偽善者」っぽく言われることもあり(苦笑)、「それは奈奈香ちゃんだからできること」と突き放されたり、めげることも少なくからずあったのですが、でも「理解してもらえなさそうだから手を抜く」って、なんか嫌ですよね。そこは割り切りつつも自分のスタンスを貫こうと思っています。

ちなみに私は「話しやすいね」とか「気さくな子だね」とか言ってもらうのがすごく嬉しいです!「近づきにくい」とか「話しかけても無碍にされそう」とかそんなイメージを持たれることもありますが、決してそんなことはありません。だから是非お気軽に声をかけてくださいね(*^^*) ただ話が長いのとマシンガントークなのは…今後の課題として改善していくので、その点は温かい目で見ていただけると嬉しいです(笑)