伊東 紗冶子 さん

伊東 紗冶子 さん

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近畿大学 文芸学部。「ミス近畿大学2013」グランプリ、「Miss of Miss Campus Queen Contest2013」準グランプリ

■ 伊東紗冶子さんのこれまでの主な活動

〇ミスコン関連
・「ミス近畿大学2013」グランプリ
・「Miss of Miss Campus Queen Contest2013」準グランプリ http://miss-of-miss.info/
(参考ニュース: ザテレビジョン
※関連SNSサイト 「Miss of Miss」公式ブログ / 「ミス近畿大学!伊東紗冶子」Facebook

〇メディア関連
・サンケイスポーツ「こちら火曜局」グルメ取材担当
・朝日放送「今ちゃんの『実は・・・』」(2013/12/12) など

★卒業後、関西セントフォースに所属しタレント活動を本格開始
週刊プレイボーイ 9月5日号にて、初登場&初水着&初表紙!伊東紗冶子!
・さらに、10月31日発売の『週刊プレイボーイ』46号で再登場
 ※「週プレネット」で、特典映像&グラビア公開 ・・・など

■ 伊東紗冶子さんインタビュー

【1】ミスキャンパスに選ばれたことで、人生の大きな転機に

2014年大学入試の一般入試志願者数で、近畿大学が初の全国トップ(※10万5890人。それまでは4年連続明治大学がトップ)に立ったことが、この春多くのメディアでニュースになったことはご存知でしょうか。と同時に、知る人ぞ知る存在といえた「近大マグロ」の存在もあらためてクローズアップされるなど、近畿大学について話題になることが最近とても増えています。

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そんな中、3月8日発売の「日刊ゲンダイ」には、大きく私の写真が掲載され、「近大志願者トップ、陰の立役者はミスキャンパスと世耕長官の弟」という記事が出ていました。

ここに書かれているような「私目当ての受験者」が果たしているのかは甚だ怪しいのですが(笑)、でもこうやって近大が取り上げられることに、私が貢献できるのはありがたいことだと思います。どうしても関西だと、関関同立の4大学が注目されることが多いので、少しでも近畿大学にスポットが当たる機会が増えるのは、とても嬉しいことですから。

昨年は、ミス近畿大学に選ばれ、さらには全国のミスが集まる「Miss of Miss Campus Queen Contest」でも、なんと準グランプリの栄誉もいただけるなど、まさにびっくりの連続。今までの当たり前の人生が大きく変わる1年でした。

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でも実はそれくらい、私は華やかな舞台にも縁がなく、社会との接点も少ない生活を送ってきたのです。中高ずっと女子校で部活動の経験もなく、アルバイトもしたことがない。いつも家と学校の往復の毎日でした。大学になって初めてしたアルバイトも、母親の会社のお手伝い。狭い世界でなまぬるい日々を送っていることに変わりはありませんでした。

そんな自分への不本意な気持ちが、今回のコンテスト出場の理由の一つとしてあります。実は1年生の時も友達から「コンテストに出ないか」とお誘いがあったのですが、自分には全く場違いな世界と思っていてお断りしていました。でも2年生になって、もう一度お声かけいただき「このまま中途半端に何もない学生生活を送っていいのか」そう考えたとき、「一歩前に踏み出そう」って、決心したのです。

またここには母親の後押しもありました。母親も若い頃から幾つかのミスコンに出場したことがあるそうですが、私が日々何となく過ごしているのを見かねて「自信をつけるきっかけ」になることを期待してくれたようです。もっとも、いつもハラハラしながら見てくれているみたいですが(苦笑)

【2】実績も自信も何も無かった私が、「何かできるかもしれない」と前向きに

ミスコンの参加は初めてだったので、「よく分からないままあっという間に」といったところが実感です。開催当日までの準備、当日のステージ、ミスに決まった後の取材やテレビ出演など、全てが未知の体験。でもこの中で、とてもたくさんのことを感じ、そして得ることができた気がします。

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その中でもやはり大きいのは友達の存在でしょうか。私はコンテストに出場することをみんなに伝えるのが恥ずかしくて言えないままで、家族も仕事で来れなくて。なので、誰も知り合いはいないと思っていたら、実際には多くの方に来ていただき、たくさんの声援をいただいてびっくりしたんです。それは恥ずかしいながらもとても嬉しくありました。

またその後の「Miss of Miss」でもネット投票などがあったのですが、ここでもたくさんの票をいただきました。
私はSNSはそんなに積極的ではなくて、それほどフォロアーはいません。それなのに、とても多くの方がtwitterなどで声を掛け合って応援してくれる。「こういうのが本当の友達なんだな」と、人の繋がりや絆のようなものをより強く感じさせていただく機会になりました。

一方、全国70大学のミスから選出されたファイナリストの方々からも刺激を受けています。みなさんファッションや振る舞いや、自己の強さやビジョンの持ち方など、とてもしっかりしていて、「実績も自信も何もない」私とはまるで違う世界の人たち(苦笑)。でもそういう方たちを見ていると、「何となくみんなの後押しに乗っかって」「大学時代の良い思い出になれば」くらいの感覚でしかなかった私にも、「もっと頑張らなくちゃ」という意識が芽生えてくるようになるんです。

そして、幸いにもミス近畿大学に選ばれ、またさまざまなメディアで紹介されたり、お仕事の依頼をいただいたり、さまざまな世界の素敵な人と出会う機会が増えたりするなかで、「ひょっとしたら私にも何かできることがあるかもしれない」そう少しずつ自信を持てるようにもなってきたんです。そして、もっと周りの方々の気持ちや配慮を考えることもできるようになってきました。

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それまでの私は、視野も狭く自信も無いがゆえに、考えているのは自分のことばかりだった気がします。でも「ミス近畿大学」という、大学の名前を背負ったことで、自分の立場が、大学、友達、家族にも影響することを感じるようになりました。いろいろお声かけいただくお仕事なども、大学の名前に迷惑をかけないか、そういうことを考えて内容を吟味するようにもなってきました。

そのお仕事の時も、例えばテレビ番組などは、表に出てこないたくさんの人の頑張りがあって出来上がるものだということを、あらためて実感しています。これはそういえばミスコンの時も同じでした。自分が頑張ることで周りのみんなも喜んでくれる。そういった期待に応える楽しさがある。そこに気づけたことが、私の中の大きな変化でした。

【3】「気品を持つ生き方」の大事さを教わる

私にとって「美しさ」のお手本は、母親です。着物を颯爽と着こなしていることが多いのですが、特に華美ではなく、でも奥の深い美しさを感じます。帯の選び方や、小物などとの組み合わせ、そして立ち姿など、とても”粋”で”颯爽”としていて。「いぶし銀」というと、比喩が少し間違っている気もしますが(笑)、でもそんな言葉が似合うカッコよさに憧れてきました。

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こういった、過度に自己主張しない内に秘めた美しさ、強さへの意識は、中高の生活の中でも育まれました。それというのも私が通っていたのは、仏教系の学校で校則がすごく厳しいんです。髪型や靴下などの規定は細かく、携帯を持ちこんだら没収でした。そして地味目の制服のせいで不名誉な呼び名を付けられたり・・・。華やかなはずの女子高生の時期なのに「なんか理不尽だなあ」と思うことは少なくありませんでした。

でも見た目的には無個性でダサいかもしれない代わりに、表面的でない「気品を持つ生き方をすること」「強い女性であること」は強く意識づけられたんです。「自分をしっかり持つ」そういう人としての基本は、学校からそして母から、この頃にしっかり身につけることがてきたのではないかと思います。

大学進学時は、文芸学部を選びました。幼いころから、母にたくさんの本を読み聞かされてきたので、文学は好きでした。国語の授業も得意な方だったと思います。

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その中でいま学んでいるのが、文章の中の「空間」を切り取り、その意味を感じることです。例えば、樋口一葉の「たけくらべ」。この中には吉原の遊郭が舞台になるシーンがあるのですが、その格子窓の中と外。手を伸ばせば届くその距離と相反する絶望的な遠さ。置かれている環境、生きる場所の大きな違いを、その格子ひとつで表現する、そういった思いを読み取り解釈を進めていく、そういった作業です。

どの作品にもこのような象徴的な「空間」があるとは限りませんが、だからこそ、そんな「空間」が見つからないか、探すのがとても楽しみなんです(笑)

【4】近大マグロに代表される近大の魅力、そして地域の魅力を発信していきたい

近畿大学と言えば、やはりその代名詞として挙げられるのは「近大マグロ」の存在ではないでしょうか。世界で初めて「完全養殖」を近畿大学水産研究所が実現したことで、名付けられたマグロの名称です。

ではその「完全養殖」とはなんでしょうか。すでにマグロの養殖自体は多くの場所で、さまざまな企業や機関がマグロが行っています。でもそれらは「海で稚魚を捕獲して」養殖するタイプのもの。「蓄養」と呼ばれるものなんです。

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いまマグロの漁獲量が大きく減少しているのは、ニュースで見られることも多いと思いますが、「蓄養」は通常のマグロ漁と同じ、天然資源をそのまま消費しているものです。その中で、近大は1970年から研究を開始し、本当に長い年月を経て2002年に完全養殖を実現したんです。

養殖といっても味は折り紙つきです。すでに市場でも非常に高い人気を誇り、「近大マグロ」は確たるブランドを築き上げてきました。

そして2013年4月には、うめきたのグランフロント大阪の北館「ナレッジキャピタル」6階に、近畿大学とアーマリン近大、サントリーグループと和歌山県との連携による料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」もオープンしました。

私もお手伝いさせていただいたこのお店では、「近大マグロ」をはじめ、タイやハマチやヒラマサなど近大が力を入れている養殖魚を中心とした魚料理や、和歌山にちなんだ料理を出しているのですが、いつも長蛇の列。大人気のお店になっています。さらに12月には、東京・銀座のコリドー街にも第二号店がオープンしました。みなさんも是非一度、お店に足を運んでいただけたら嬉しいです。

それ以外にも近大では、生物理工学部遺伝子工学科の研究グループが、クローン技術を用いてマンモスを復活させる計画を進めていたり、とてもワクワクする個性的な取り組みが多いんです。とはいえ、まだまだ知られていないことが多いですから、私も「ミス」の肩書をいただいた以上、少しでも近大の魅力を広く発信できるように頑張っていきたいと思っています。

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最近では、サンケイスポーツで連載を持たせていただいたり、リポーターの仕事も増えました。今まで全く自分とは関係ない世界だと思っていたテレビや芸能の仕事も、とても楽しいですし、「ひょっとしたら向いているのかも」と思ったりするようにもなりました(笑)

今後どういう進路を歩むかはまだまだ分かりませんが、こういったいただいたチャンスを大事にしながら、自分がどんな可能性を持っているのか、積極的に自分自身が楽しんでいきたいと思っています。